2022年02月16日

水掛け菜を見に小山町へ



水掛け菜の収穫を見学に、小山町へ。

10年以上前から売っていますが、収穫を間近で見るのは初めてです。



こちらが「水掛け菜」。

冬の間、畝の間に富士山の湧き水をかけ流して育てることから、名前がつきました。
この時期にしか出回らない、春の貴重な味です。

葉の部分は、山菜のような苦みがあり、ちょっと辛みがあります。
真ん中あたりは、シャキシャキとした食感が楽しめます
根元の太いところは柔らかく、すこし甘みがあります

一つの茎で、違った味わいが楽しめるんです。



湧き水の近くにある畑です。白い布は雪よけです。
これを掛けないと、傷んで大きくならないそうですが、かけるのも仕舞うのも一仕事です。



湧き水に手を入れると、冷たいけど痛くなるほど厳しい冷たさではありません。

この温かさで水掛け菜が育ちます。



道路わきにはまだ雪が残り、あぜには静岡市内ではめったに見ない霜柱が。



菜っ葉全体をとるのでなく、真ん中あたりの柔らかくて、大きい茎を手作業で摘み取ります。

もちろん機械なんてありませんので、腰を90度に曲げて、膝下まで水につかっての作業。

大量生産はとてもできそうにありません。

伺った真田さん、収穫は自分一人で、息子さんたちはやりたがらないそうです。




作業する真田さん。

「今年は今一つな感じ。大変だけど、がんばるしかない」

米作りのほか、餅や味噌など加工も家族でやっている農家さんです。
主な売り先の道の駅などは、コロナで厳しい状況が続いています。



近くに立っている「水掛け菜発祥の石碑」



  


Posted by みうこめ店主 三浦寛 at 15:05Comments(0)日記静岡•御殿場産地訪問

2021年07月28日

富士登山2021年



あっっ暑いですねえ。
夏生まれのくせに暑さに弱い店主です。

さて、毎年恒例の富士登山。
昨年はコロナで閉山となっておりましたが
今年はなんとか登ることができました。

なぜ泣いてるかって・・・

後ほど説明します。



今回、店主と一緒に登っていただいたのは、
2014年から、なぜか一緒に登ってくれている群馬の森島さん
そのオトモダチ2名の素敵な女性!!
の4名のパーティとなりました。

森島さんは梅干し屋さんで、商売についての大先輩であります。



今回のルートは
富士宮口5合目から登り始め
富士宮口8合目より御殿場ルートへ移動 赤岩8合館へ宿泊
山頂でご来光のあと御殿場ルートを下山 7合目付近より宝永山へ向かい
富士宮口5合目に戻る「逆プリンスコース」?
3回くらい同じコースです

富士宮口5合目の売店は、今年3月に火災があって、建物は使えません。

建て直しとなるそうですが、いつ頃になるのか・・
簡素~なプレハブの待機所と仮設トイレしかない、寂しい5合目です。



この日の朝、台風8号が日本に近づいていたため、
登り始めは、けっこうな雨。
夜の登り始めだったらめげそうな天候でした

7合目まできたら、雨も止んで
青空も見えるくらいになりました

山の天気は相変わらず分からないです。



今年から設置された看板。

コロナが収まったら外されるのかな?



8合目が近づいてきたら、青空の向こうに山頂が見えました。

がぜん、気分もアガります。



富士登山初めてというお二人の女性も、森島さんのすばらしい指導のもと
ゆっくりのペースですが、止まることなく宿泊先の小屋まで到着できました。
予定より1時間ちょっと遅れましたが、無事着くのが一番!!

今の天皇陛下が皇太子のころに宿泊したという赤岩八合館。

小屋には私達含めて20名ほどが宿泊。
台風のせいもあるけど、やっぱり空いてます。



夕食は定番のカレーライス
(ここではお代わり自由!)
麓で農家をしているオーナーさんの作ったお米
付け合わせのトウモロコシが美味しかった~!



小屋もコロナ対策を様々行っています
小屋に着いたら、何やら殺菌機の前で全身を殺菌。
寝床も簡易パーテーションがあって、今までより少し快適になりました。

でも、店主はあんまり寝付けないんですよね・・。

イヤホンでオリンピック中継聞きながらウトウトします。



小屋の外に出ると、降ってくるような星空と
雲のすきまから下界の灯が見えて
とっても幻想的な景色を見ることができます。



頂上に早く着きすぎても寒いだけなので、
2時半ころにボチボチ頂上アタック開始です。

小雨でしたが、それほど強くなくて、すぐ止みました。



雲海をぬけ、赤い土の登山道をひたすら登ります。

ゆっくりペースのおかげで高山病の気配もありません。



ですが・・
ちょっとゆっくりすぎて、残念ながらご来光に間に合いませんでした

富士宮口と御殿場口の登山道は、登山道からご来光を見ることができません。
(吉田口は登山道のどこからでもご来光が見られます)

それでも、オレンジ色の光が広がる様子は、何度見てもキレイです。



早朝5時14分 御殿場口山頂に到着!

それにしても人影がまばら!

富士宮口の山頂へ回っても、登山客は10名くらいしか居ません。



さて、冒頭の泣き顔のわけですが

毎年、山頂にある郵便局から、お客様への暑中見舞いを投函しています。
「富士山頂」と書かれた消印を押してくれるのです。

ですが、今年はコロナのために郵便局はお休み。

もちろん、消印のサービスもありません。

浅間神社は開いていましたが、1通ずつ御朱印を書いてもらうわけにもいかず

今年は一応持って行って、そのまま下まで持帰りました。
いつもは軽くなる下山の荷物が重いまま・・・という涙でありました。

まあ、承知で登りましたから、ヤラセと言えばヤラセなんですが・・。




頂上も素晴らしい天気!で、まずは雲海をバックにパチリ!



女性二人は休憩するとのことで、森島さんと剣が峰に向かいます

雨が降った水たまりに反射して、逆さ富士ならぬ「逆さ剣が峰」です



3776メートルの基点に足をのせて

火口には万年雪が。

この先は崖で、立つのも怖いです。



こんなカッコつけ写真も、様になります?



実際の景色と、画像ではやっぱり違いますね

「雲の上にいる」という実感。



ということで、赤岩8合館まで戻って朝食をとり、
無事に下山しました。

ホント、小屋のスタッフの皆様が良い人たちで、心が温まります。

ということで、2年振りの富士登山は、終了です。



  


Posted by みうこめ店主 三浦寛 at 20:00Comments(0)日記

2021年04月04日

お米の未来‥



平成5年の「米パニック」。

40代以上の方なら、記憶に残っていると思います。

記録的冷夏のため、お米が極端な不作となり、米屋やスーパーに人が殺到して大変な状況となりました。

海外からお米を輸入までして間に合わせるくらい大変な不作、凶作だったのです。

で、先日の日経新聞の記事。

なんと、その大凶作の年より、今は米の生産量が少ないそうです。

お米の一人当たり年間消費量が、20年前で約70kg

今は55キロ以下ということで
1日茶碗2杯くらい

将来、年間30kgなんてなったら
1日おむすび1個!

そんな日が来ないように
頑張らねば!!
  


Posted by みうこめ店主 三浦寛 at 13:47Comments(0)日記米屋の意地

2021年03月13日

食べ比べ



久々の投稿デス。

お得意先の飲食店さんより、なんとかご飯を美味しくしたいというお話がありました。その中で、炊飯用の油やにがりなどの「ひと手間」はどうなんだという質問があり、聞いたことはあるものの、食べ比べたことがありません。
どのくらいの効果があるか、試してみました。



炊飯改良剤と言われるものから、おばあちゃんの知恵まで、
さまざまなものがあります。
・油脂類(ほぐれやすくする 照りを出す)
・酵素類(硬い米を柔らかくする)
・その他(酒、にがり、塩、はちみつ などなど・・)

今回は近所のスーパーで手に入った油とにがりで食べ比べします。



にがりは170mlで450円ほど。
舐めるとしょっぱさの後に苦みが残ります
米100g(約2/3合)に1滴たらします。



油は専用の物はなかったので、米なら米油だろうと。
他に、コーン油など、穀物系の油のほうが違和感ないようです。
こちらも1滴、と思ったら、勢いで2滴入ってしまいました・・
もちろん炊飯する直前に入れます。



100グラムずつ、そのまま炊いたものと含めて3種類を食べ比べ。

結果、米油を入れたものは2滴いれたせい?もあるのか
しゃもじを入れても明らかにほぐれやすくかったです。

口に入れてもほぐれやすい。
油の香りはほとんど感じません。
米の状態、入れる量を考えれば、アリなのかなと思います

にがりは、言われてみれば、旨みがすこし増えたかなという気がしますが
誰もが感じるほどの強さではありませんでした。


もちろん、「ひと手間」に頼ることなく、
良い米を最良の状態で炊飯するのがベストですが
また、色々試してみたいと思います。

  


Posted by みうこめ店主 三浦寛 at 16:00Comments(0)日記試食米屋の意地

2020年09月06日

稲刈りの始まった新潟・三和へ その2



武田儀一さんの田んぼの後は、自分達だけで田んぼを回りました


梅澤さんも稲刈りしていると聞いて、行ってみます・・・が、

家は分かっても、田んぼが分からない!

周辺をウロウロと探す、怪しい静岡ナンバーの車。


ようやく、車に乗った梅澤さんとすれ違い、田んぼへ行くことができました。




ということで、梅沢さんのビデオメッセージをいただきました。



梅澤さんの稲も、7月後半のすごい伸びが記録されていました。




コンバインは息子さんが運転して、軽トラで田んぼから乾燥機のある自宅まで運びます。

軽トラックから搬送機で乾燥機に移し替えます。家族総出の仕事。 

今日は「つきあかり」という品種を刈っていました。





山高津の藤井さんの田んぼへ。

「めったに倒伏しないんだけど、今年は倒れたなあ」とのこと。





再び武田儀一さんの「こしいぶき」の田んぼへ。

大型コンバインが動いています。




ここで、オモチャのドローンを持ってきたのを思い出し、

あわててコンバインから刈ったもみを軽トラに移す作業を空撮。

ほとんど無風でしたが、ドローンは思うように飛ばず・・

情けない画像ですが、面白いですね。




米生産者の武田敏一さん宅へ伺ったら

「ちょうどブドウがなってるすけ、持ってってくんさい」

趣味?で植えているハウスのぶどうを取ってくれました

いただいたら、売っているのより美味い!甘い!


そんなこんなで、バタバタと回って、三和の訪問を終了。

朝6時半から午後1時まで、5時間あまりの滞在。

短いけど濃い産地訪問でした。





遅い昼食は、妙高名物の豚汁たちばなへ。
相変わらずの味&にぎわってました。

しかし、運転手も2人だと、遠距離も楽々ですね。

中部横断道が全線開通したら、宿泊しなくても新潟訪問できちゃいそうです。

近いような、遠いような新潟です。




  


Posted by みうこめ店主 三浦寛 at 16:00Comments(0)新潟・三和産地訪問

2020年09月06日

稲刈りの始まった三和へ。その1



例年、稲刈り前の田んぼを見に、仲間と訪問している新潟・三和。

今年はコロナのために、代表として私と草薙の佐藤さんの2人だけ、生産者の皆様も集合せずに私たちが訪問する形で、トンボ返りの日帰り訪問となりました。



まだ暗い、明け方3時半に出発。中部横断道も、昨年より少し伸びていて、1度の休憩、運転交代で6時半には新潟の道の駅あらいに到着。



この時間、まだ牛丼チェーン店くらいしか開いてなかったので、三和にある「日本一小さな牛乳屋さん」、三和牛乳で、しぼりたてのビン牛乳とコンビニで買ったパンを持ち込んで朝食することに。



ここ三和牛乳は、牛が3頭だけで、絞って殺菌、瓶詰めして販売をしています。

売っているのは牛乳だけですが、小さな容器に入ったコーヒー牛乳の素?みたいなのもあるようです。



牛舎も見学させてもらい、ご主人の柳沢さんとお話をさせていただくこともできました。

大手とは違う考え方で、農業に取り組んでいる姿が素晴らしかったです。



ということで、三和減減の会、会長の武田儀一さん宅へ。

今年の秋の新米まつりは、農家の皆さんに来ていただくことは難しく
代わりに何かやれないかということで、話し合いです。

当店は、例年1日だった新米祭りを、10月17日・18日の2日間開催することで、
密を避けつつ、三和の新米をPRできないかと考えています。



その後は田んぼへ。


今年は7月の長い梅雨

そして8月の猛暑と少雨


ものすごい気候でありましたが、元気な稲穂が垂れています。

収量もまずまずではないかとの話。


武田さんが指さして注目するのは、7月16日から29日の2週間足らずに
20センチも稲が伸びていること。

急激な気温の変化があったということです。














しかし・・・・暑い!!

店主もバテている・・の図。


静岡より湿度は低いものの、日差しが半端ないです。

まあ、普段太陽の真下で働いてないから余計にそう感じるのかな?


その2に続く。



  


Posted by みうこめ店主 三浦寛 at 10:00Comments(0)新潟・三和産地訪問

2020年08月08日

新米!令和2年産宮崎コシヒカリ



ご無沙汰しております(汗

久々の投稿となります。


静岡は猛暑日で全国ニュースになるくらいの夏まっさかりですが

田んぼは確実に秋を迎えつつあります。


令和2年産の新米がスタートしました。

宮崎県産コシヒカリが入荷です。

7月の大雨もあり、心配しましたが
思ったよりも良い感じの新米でした。



玄米はこんな感じ。

緑色のお米は、青米(あおごめ)といって、熟して黄色くなる前の米粒です。

早場米は適期より少し早目に刈り取られることが多いので、
青米が多く、見た目があまり良くないのですが、
少し入っていた方が、新米の香りが強くなるので、悪いばかりではありません。




炊き上がりの炊飯器の中はこんな感じ。

鼻を近づけると、甘くて干し草のような新米の香りがブワっとします。
ツヤもまずまずです。



試食のミニミニおむすびもご用意しております

(実施してない日もあります)



1㎏より、白米でご用意しておりますので
「初モノ」ぜひ味わってくださいませ。

  


Posted by みうこめ店主 三浦寛 at 12:00Comments(0)新商品試食新着情報

2020年06月26日

レジ袋の有料化



7月1日から、当店でもレジ袋が有料化となります。

バイオマスの袋で無料も考えましたが、

お客様の、環境への意識が高まっている中、
減らせるなら少しでも貢献した方が良いかと考え、一度有料にしてみることに。

配達でも、細々としたものはレジ袋を使っていましたが、試しに買い物カゴを使ってみました。



それでも、米は重たいので、カゴで持つのは大変でした。腕に食い込みます(^^;)

まだまだ、試行錯誤が必要ですね。  


Posted by みうこめ店主 三浦寛 at 10:03Comments(0)日記

2020年06月24日

静岡森町、堀内さんの田んぼ



先週からの県外移動制限解除で、今年初の産地訪問です。

静岡、森町の堀内さんの田んぼに行ってきました。

残念ながら、堀内さんご自身は所用であまりお話できませんでしたが、息子さんと初めてじっくりお話させてもらいました。

8年前に就農された息子さん。

立ち姿は、正に農家〜!って感じですね(笑

コシヒカリは既に中干しも終わり、出穂に向けて順調に育っていました。




まだこれから飼料用の田植えがあるそうで、4月から7月までという長い期間田植えできるのも、温暖な静岡ならではです。

息子さんもコロナの影響をだいぶ心配されていましたが、頑張って販売しますので、良いお米をとお願いしてきました。

順調に行けば、8月の後半には新米が入荷します。

あと2カ月あまり。
楽しみです。
  


Posted by みうこめ店主 三浦寛 at 09:07Comments(0)産地訪問静岡・森町

2020年06月01日

田植え



店頭の田んぼで田植えをしました。

例年、新潟の三和へ田植えを見に行くときに、余った苗をもらってくるのですが、

今年はさすがに訪問は自粛となり、コシヒカリの苗だけを送ってもらいました。



プランターに8株。パートさんにも植えてもらいます。

元気に育つかな〜?  


Posted by みうこめ店主 三浦寛 at 20:58Comments(0)日記新潟・三和